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【MY LETTERS】vol.5 カリグラフィーアーティスト miyuyimによるコラム

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2020.01.10

 

2020年スタートしましたね。

このコラムでは引き続き、手書きの良さ、文字の世界を楽しんでいただけるよう発信していきたいと思います!

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

さて。

今回は前回のvol.4の続きでもあるような文字についての話を。寒さを吹き飛ばすために南国に旅行に行った時の出来事を話そうかな!

 

 

ハワイはマウイ島でのこと。

カナダから来ていたファミリー観光客と挨拶を交わしていると、奥さまらしき人がこんな質問をしてきました。

 

奥様『日本語って文字の数はどれくらいあるの?』

 

私 『え?文字の数?』

 

奥様『英語はアルファベット26文字でしょ。日本語はひらがなとか漢字とかあるでしょ?』

 

私 『あるある!でも数えたことないなぁ。』

 

奥様 『んん?』

 

(奥様はここで、母国で使ってる文字数も知らないの?というリアクション。)

 

私 『えっと。。。ひらがなは約50文字でカタカナも同じくらいあって、漢字は数えきれないし、わたしにも何文字あるのかわからないし文字を数えたことすらないよ!』

 

と答えると、数えきれない文字数を使っているとはどういうことだという感じで、理解してもらえませんでしたw

 

ひらがな、カタカナ、漢字を使うということは知っているけれど、その文字数の多さまでは想像に及ぶ範囲じゃなかったみたい。

 

わたしはこの会話のあと、確かにそれを小さい頃から“普通”に使い分けている日本人てすごい!と改めて思いました。

 

さらにその文字自体に意味を持っているし、だからこそ日本人が持つ特有の奥ゆかしさや、良い意味での曖昧な表現方法は、外国人からすると、今までになかった新しい考え方や感じ方を知ることになり、普段当たり前のように使っている文字からでさえもインスピレーション源になっているんだと感じたのです。

 

使っている文字の数がどれくらいあるのかなんて考えたことすらなく、奥様から新しい研究材料をいただいたな、と思いました。

 

実際にネットで調べてみたら、日本語の常用文字数はなんと約2,300文字だそうです!こんなに日々使いこなしているんですね~

 

アルファベットの26文字に比べたら圧倒的に表現できるボキャブラリーというか、表現できる文字数がずば抜けています。日本人の表現力の豊かさは文字数からも来ていると気付きました。

 

曖昧な表現が“元々“身に付いている日本人。

曖昧に遠回しに伝えるスキルは文字数で表現できる多さから垣間見た気がしました。

 

そう思うと、アルファベット26文字だけで対応している人々の方がすごいw

そりゃこっちは遠回しになりますよw

 

旅行ってこの何気ない外国人との会話から気付かせてもらえることが多いのも醍醐味です。

 

あ~暖かい所に行きたいな~w

 

 

(ちなみに、1番文字数が多いのはぶっちぎり中国でザックリ8万字!!!常用文字数になるとぐっと減るけど、それでも約3500文字あるそうです。小学生で学ぶ漢字だけですでに約2500文字もあるそう。中国人と文字数の関係も絶対その民族性に関係していると思う今日この頃。)

 

 

 

●Profile

 

 

miyuyim ミユ

 

R&B、Reggae、Drum’n’Bass のシンガーとしてメジャーレーベルやインディーズで数々の楽曲をリリースしクラブミュージックシーンで活動する傍ら、ファッション業界で様々な職種を経験。現在はカリグラフィーを軸に、ロゴ、ペーパーアイテム(ウェディング、バースデー、DM、インビテーションなどのパーティー関連)、メニュー、ショップウィンドウ、自身の作品などの制作や文字提供を行う。トラディショナルなフォントに80’s & 90’sカルチャーやUKミュージックから影響を受けた独自のセンスを文字に加えるスタイルで様々なフォントを手書きできるよう、日々、自分の文字への追求という書の道を歩んでいる。

 

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