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【Yesterday Is History, Tomorrow Is a Mystery】vol.12 トラックメーカー・Mori Zentaroによるコラム

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2020.09.22

 

「僕は猟師になった」を観て

 

 

 

先日、京都で運送会社に勤める傍らで猟師として山で狩猟採集も行うという生活を営み、そのことにまつわる本の出版などもされている千松信也さんのドキュメンタリー映画「僕は猟師になった」を観に行ってきました。

 

以前から「肉を食べる」ということについてちゃんと考えたいと思っていてました。

 

自分の知らない所で、知らない誰かが自分の代わりに殺してくれた生命を頂いているということ。

 

余りにも日常化し過ぎてしまっていて向き合うことも実感することも困難な問題だと思いますが、自分としてはこのことに対して何か答えを持っておきたいと思っています。

 

千松さんも若い頃に同じような想いを持ったらしく、そこから色々な縁が重なって今のような生活に至るそうです。

 

千松さんは昔から自然や動物が大好きで、元々は獣医を目指していたそうです。

けど今猟師になって、真逆のように見えるかもしれないけど、同じ所を目指して違うものになったというような言葉があってそれがとても印象的でした。

 

また、自分で動物を狩って食べることに関して、あくまで生活の一環で、他の人がスーパーでお金を出して肉を買うのと同じように、自分は山に入って狩りをして、生活に必要な肉を確保するんだというようなことも言っておられました。

 

食肉問題のことを考えるとき、倫理的な観点に加えて、大規模な畜産が環境に与える負荷などの事実ももちろん見過ごせませんが、千松さんは肩肘張らずにごくシンプルに自然に根差した暮らしを実践されていて、その姿に、こういう生き方もあるんだなということを一つ勉強させて頂きました。

 

千松さんの暮らしている所は山奥というわけでもなくすごい田舎というわけでもなく、市街地からけっこう近かったりします。

そんな場所でもこれだけのことが出来るんだというのも驚きでした

 

僕も狩猟などに少なからず興味があって日頃からyoutubeなどでそういう動画を観たりしているんですが、やはり実際に鹿や猪が死に絶える瞬間のシーンなどは観ていると知らず知らずのうちに全身が強張るような、言葉にならないような感覚を覚えます。

 

この映画でもそういう場面が何度かあるんですが、終盤に千松さんが猪を仕留めるのにいつもより手こずる様子が10分ほどノーカットで映されるくだりがあって、その時の、まさに「命のやりとり」をしているというような緊張感は強烈でした。

 

食肉に関して自分がどういうスタンスを持つのか、まだ決めかねていますが、そんな中でこの映画を観れて良かったです。

 

同名の本も出ていて、そちらもとても面白くオススメです。

 

ご興味ある方はぜひ。

 

 

 

●Profile

 

 

Mori Zentaro

 

2013年頃よりトラックメイカーとして活動を開始。 以降様々なアーティストへのトラック、楽曲提供を行う。 ミュージシャン、フォトグラファー、ペインター等が集う アーティストコレクティブ「Soulflex」に所属。 Soul,R&B,Hiphop,Jazz,Funk,Electronica,Alternative Rock など、あらゆるジャンルから影響を受けた多彩な音楽性を特色とし、2017年に行われた国内最大級のトラックメイク、 ビートメイク、作曲の大会「beat grand prix vol.02」では ファイナリストに選出された。

近年ではSIRUPの他、「香取慎吾」「山本彩」「向井太一」など数多くのアーティストからの楽曲オファーが殺到。現在最も注目されるトラックメーカー・プロデューサーの1人。

 

Mori Zentaro:

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Soulflex:

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