【minimal art】vol.1紅と黒の二色で表現するアーティストKanakoによるコラム
COLUMN ART
2018.08.08
紅と黒。
二色のminimalな世界は、強いコントラストの中で見る者に自由を与えてくれる。
minimalだからこその自由。
私は紅と黒の二色のみで表現している画家です。
2011年に独学で絵を描き始め、最初の1年はカラフルな絵を描いていました。
“君の絵は塗り絵だね”
と、美術系のお仕事をしている方に言われたことがありました。
とても悔しくて、色を塗らないとするなら、一色で私を表すなら、何色?
そうだ。
赤。朱。紅。
日本の紅。
カラフルに埋もれていたんだ。
紅を私の色にしよう。
色を制限して生まれた強さ。美しさ。
一気にminimalな世界に吸い込まれていきました。
青は使わないの?
黄色は好きじゃないの?
大好きだし、そりゃあ違う色も使いたくなる。
でも、一度決めたことをやり通したい。
紅と黒の二色でどこまで表現できるか。
このコラムでは、そんな私の挑戦や、私の感じたArtの世界をご紹介していきます。
Kanako