E.scene:New Single「意識」リリース記念スペシャルインタビュー
INTERVIEW MUSIC
2020.04.17
若手ミュージシャンの登竜門・FUJI ROCK FESTIVA‘19 “ROOKIE A GO-GO”の出演枠を勝ち取り、コアな音楽好きの間ではすでに話題の新潟在住の3人組バンド・「E.scene(イーシーン)」。
2020年4月3日(金) 待望のデジタルニューシングル「意識」がリリースされたことを記念し、スペシャルインタビューを敢行。制作の裏話や、ベールに包まれた彼らの素顔に迫った。
New Single「意識」Jacket Photo
– ニューシングル「意識」リリースおめでとうございます。この曲に込めた思いや、制作時のエピソードをお聞かせ願います。
CHIPPI:この曲は3人でセッションで作ったものをベースに膨らませていったのですが、どういうトラックをつけるかがとても悩みました。特にイントロのリフを印象的なものにしたかったので色んなパターンを試行錯誤しました。結果的に耳に残るものができたと思います。
この曲は色んな層の人に聴いてもらいたいと思い、聴きやすいけど良い意味で耳に引っかかるようにつくりました。
この曲を聴いてくれた人が各々の自由な解釈で、この曲を愛してくれて、「意識」という曲に色んな表情が生まれれば良いと思います。
– 楽曲を聴かせていただいたとき、”孤独”そして”希望”というテーマが浮かんできました。歌詞に込めた思いをお聞かせください。
真琴:この曲は自分に興味がなさそうにしているお客さんを意識してしまい、元々寂しがりで、承認欲求が強い私は、そんなお客さんを気にして、ありのままの自分でパフォーマンスできず、そんな自分に嫌悪感を抱きました。
そんな自分との葛藤や、そこからありのままで輝いていたいという意思や希望について書きました。
テーマを決めて書いたというよりも、自分のその時の素直な気持ちを書いたのですが結果的に、「孤独」や「希望」という言葉はこの曲にピッタリなのかもしれません。聴き手の皆さんに、さまざまな形で自由に受け取っていただけたら嬉しいです。
– 4月10日にはミュージックビデオも解禁となりました。見所をお聞かせください。
CHIPPI:一番の見どころはダンサーさんが思うがままに夜の街で踊っているところです。
歌詞とダンサーさんの動きや表情のリンクがとても素敵に仕上がったと思います。
曲の展開とともに映像も盛り上がっていくのが、目でも耳でも楽しめてとても良いものができたと思います。
E.scene「意識」Official Music Video
Director:Foolish
Dancer:Eri
– 新潟在住など未だ謎に包まれている部分も多いお三方ですが、E.scene結成のきっかけをお聞かせ願います。
CHIPPI:それぞれが別々にバンド活動や弾き語りをやっていて、最初はドラムのyoshinaoがベースのCHIPPIに声をかけて一緒にバンドをやろうってなり、その後ライブハウスで出会ったボーカルの真琴の声に一目惚れしてすぐ声をかけて結成しました。
3人とも年齢はバラバラですがすごい仲が良くて、バランスがとてもいいと思います。yoshinaoは最年少ながらすごいしっかりしていて、CHIPPIは基本的に落ち着いていて、最年長の真琴は少しぬけている部分があって2人からよくつっこまれています。(笑)
– 先ほど制作時のお話をお伺いした際に、「3人でセッションで作ったものをベースに膨らませていった」とありました。こちらがいつもの制作方法でしょうか?
CHIPPI:基本的にベースのCHIPPIを中心に曲を作っています。3人でスタジオでセッションしたものから家でCHIPPIが広げるやり方と、家である程度CHIPPIが作った物から3人で広げていくやり方の2種類あります。
それぞれの役割としては、
ボーカルの真琴はメロディーと歌詞
CHIPPIはコード進行や全体の構成を考えたりベースラインとトラックの作成、たまに歌詞も書きます。
ドラムのyoshinaoは細かいところの意見をくれたり、後はドラムに徹してもらっています。
– 昨年はFUJI ROCK FESTIVA‘19 “ROOKIE A GO-GO”の出演枠を見事勝ち取りパフォーマンスをされていましたね。初のFUJI ROCK、いかがでしたか?
CHIPPI:3人ともFUJI ROCKに行くこと自体2019年が初めてで、まず「FUJI ROCKに来た」ってところでめちゃくちゃ興奮していました。
ステージに立った瞬間、目の前にたくさんのオーディエンスがいて、どんどん自分たちの音楽で人が増えていく景色は今でも鮮明に覚えていて、とにかくあんな気持ちのいい瞬間を経験できたことは本当に一生モノだと思います。
また出番が1日目の7月26日24:00からだったのですが、自分たちの結成がちょうど1年前の7月2日で、出番と同時に1周年を迎えられたのには、とてもご縁を感じました。
今年もFUJI ROCKのステージに立ちたいです!
E.scene「いいじゃん」@FUJI ROCK FESTIVA‘19 “ROOKIE A GO-GO”
– 初出演とは思えない圧巻のステージでした。ライブ中に意識していることやオーディエンスとの向き合い方をお聞かせ願います。
真琴:空間を演出するつもりで表現するようにしていますし、その空間を共有したいし、一人ひとりの視線を見逃さないように物凄く集中しています。私は音楽が目に見える形で表現できたら素敵だなと思うので、音を身体に入れ、動きや表情は細部まで魅せられるよう意識しています。
オーディエンスの皆さんには、ただただ「聴いてくれて、見てくれてありがとう!」「楽しい!」という気持ちがいつもこみ上げてきます。
– 2019年の振り返りと、2020年の抱負をお聞かせください。
CHIPPI:2019年はFUJI ROCKを皮切りにとてもバンドとして成長できた年だったと思います。それから都内でのブッキングも増えて色んなイベントに出させてもらって、たくさんの出会いがあり、バンドとしてとても充実していました。
2020年の抱負は、楽曲制作とライブのバランスですね。昨年はライブを詰めたことで新しい楽曲を出すことができなかったので、今年は制作をたくさんして、しっかり固めたうえで、ライブで色んな表情を見せられたり、今の時代だからこそできることをやれたらいいなと思っています。
– 最後に、リスナー・読者へメッセージをお願いします。
2020年はギアを上げて楽曲制作・ライブともにバンドとして色んな表情を出していくので、今年はE.scene要チェックでお願いします!
読んでくださりありがとうございました!
●Artist Profile
E.scene
フジロック出演で早耳音楽リスナーから注目を浴びている
グルーヴィーな新潟在住のギターレス・ファンク・トライアングル
2018 年結成。新潟を拠点に活動する、<写真L→R>CHIPPI(Ba)、 真琴(Vo)、 yoshinao(Dr)からなる3人組。メロウでスモーキーなボーカルに、R&B/Funk/HIPHOP/ ネオソウル/ジャズ /フュージョンのテクニックを取り入れたメリハリとグルーヴのあるリズム隊のプレイが濃厚に絡み合う。
R&B ダンスで培ったボーカル真琴のライブパフォーマンスはライブハウスでは収まりきらないスケールを感じさせる。2019 年には結成からわずか1年で「出れんの!? サマソニ!?」最終選考に選出、さらにFuji Rock Festival「ROOKIE A GO-GO」への出演を果たし、そのパフォーマンスが話題を呼んでいる。さらに唾奇やSoulflex(SIRUP が所属)らと競演し、驚くべき早さでライブシーンを駆け上っている注目のアーティスト。
●Release information
E.scene「意識」
2020/4/3(Fri.)Degital Relaese.
購入・ご視聴はこちら
●Information
E.sceneとして初となるMusic VideoをE.scene Official YouTube Channelにて公開中。
今後は彼らのホームスタジオ『ill studio』での制作風景やライブ配信なども予定中とのこと。
ぜひチャンネル登録を。
「意識」Official Music Video